■最後に■
当施設での支援初期だったこともあり、既存の医療スタッフとの業務確認や神奈川からの支援チームとの調整・県薬への現況報告を積極的に行いました。状況が日々変わっていく中で、現場では全ての業務でフレキシブルな対応が必要でした。
業務は非常にやりがいがあり、自分の持ちうる全スキルを試された印象です。環境的に追い込まれ身体・精神が疲れ果てている患者さん達を目の前にして、薬剤師としてどれだけの事が出来るのか…そしてそれが数日の滞在で何処まで出来たのか。未だに自問自答する日々です。
でも『本当に行ってよかった』と思いました。
色々な患者さんや避難者の方と話し、熱意を持って各地から集まって来た薬剤師やDr.、医療スタッフとの仕事は終日大変に充実したものだったから。
また、施設内では一医療ボランティアですが…施設を出たら一消費者として、少しでも現地の消費活動に貢献しましょう。夕食は是非現地産の美味しいものを。そして留守を守ってくれた家族&薬局スタッフにたっぷりとお土産も。
現地では薬剤師のスキルが大いに役立ちますし、必要とされています。
数日の滞在でも、他では得られないであろう貴重な経験を積むことができます。是非多くの薬剤師の方にボランティア体験をしていただきたいです。
避難された方や患者さんのナマの声を聴いて
ほんのチョッピリ…人生観が変わるかもしれません。
私は、福島から戻って以降…すっかり涙もろくなってしまいましたが。 |